チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2
 |
人気ランキング : 57位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 評論社
発売日 : 2005-04-30 |
 |
歌詞は良いけど… |
映画を観て興味が湧き購読しました。
ですから、当然お話自体はとても面白いです。
しかし、翻訳が他の方も書かれているように問題が有るように感じます。
工場で働く小さな人々ウンパルンパの歌の歌詞訳は韻を押さえてあって中々面白く感じましたが、登場人物の名前にはかなり違和感を感じました。
訳者の方があとがきで、登場人物の名前を「イボダラーケ」とか「ブクブクスキー」とかに何故に改訳したか色々理由が自信ありげに述べてありましたが(深読みしすぎの感有り)、原文に隠された言葉遊びの部分をふざけた名前に変えないで、その意味や遊びの部分をそれこそ後書きで説明していただけるだけで十分だったと私は思います。
妙に引っかかってしまい、読書中気になって仕方が無いです。
従って物語に集中できませんでした。残念です。
 |
日本人向けた日本語訳とは |
日本人に向けた日本語訳というのは悩ましいものです。
はっきりいって完璧な訳というのは存在しません。
特に言葉遊びや,呼称に潜んでいる意味まで訳する場合は,日本人が感じる原作の響きを壊しかねないため,この本のように賛否が分かれてしまうのでしょう。
ただ今作のような児童書の場合は,可能な限り日本語の知識だけで作品に内包される意味が伝わるのが好ましいと考えます。
原作を知っている日本人にとっては「べルーカ・ソルト」の方が好ましい名前に感じても,実は英語圏の人とっては「イボダラーケ・ショッパー」に近い,皮肉めいたニュアンスで伝わっていることを忘れてはいけません。
世間に認知は,子供にとっての認知ではないのです。
それでもホイップはどうしようもなかったようです(笑)
ただ不満がないわけでもありません。
柳瀬氏の児童書訳全体に言えることなのですが,子供向けというのを忘れている感があります。
今作もちょっと難しい言葉が多いような気がしました。
氏のことですから,わからなかったら辞書を引いて調べろと言いたいのかもしれませんが…
韻を踏んだ詩の訳自体は素晴らしいと感心しましたが,もう少しリズムが欲しかった。
あと,あとがきの翻訳蘊蓄は,もう少し抑えめでもよかったですね。
 |
訳は賛否両論 |
今回初めて映画を見て、原作の本も読もうと思い至りました。
旧約の本を読んでいない私としては解りやすく読めたように思いますし、歌詞の韻は純粋に面白かったです。
しかし訳者のネーミングセンスと人間性を疑います。
 |
ドクドクドク |
私は、映画を見てこの本を買いました。
この本のほかにも、原作の英語の本も買いました。
読んでみての感想ですが…。
皆さんが批判されているほど不快感を持ちませんでした。
確かに、この新訳では名前やらなにやら沢山変わっていますが、私はそれはそれなりにいいと思いました。
他のレビューにも書いてありましたが、毒々しさがとてもうまくわかりやすく訳されていると思いました。
はたして、私たち日本人がそのまま訳されたカタカナを見て、どのくらいの人がその毒々しさに気がつくのでしょうか?
この新訳は、そういった部分をうまい感じに訳していると思います。
子供から大人まで、楽しめるように訳されていると思いました。
ワクワク感はやはりとてもありますし、詩のテンポもいい感じです。
ただ、やはりこの毒々しさは人によって好みがあると思いますので、図書館などで借りて自分で一度読んでみるのが一番いいと思います。
でも、一番いいのは、沢山の方が訳して、自分の好みに合った訳の本を選ぶことだと思います(笑)
星の王子様みたいにね。
旧訳にばかりとらわれず、このような訳もあるのかと楽しむ事も本を読む楽しみではないかと思います。
 |
残念 |
登場人物の名前がいじくりすぎで妙にわかり辛い。
イボダラーケ・ショッパーより元のべルーカ・ソルト
のほうが、あの登場人物の性格にははまっていると思うし
チャーリー・バケツよりチャーリー・バケットのほうが
読むのに違和感がない。
おまけにウンパルンパさんで世間に認知されてるのに
ウンパッパルンパッパさんは頂けない。
あと後書きに前の訳者の方(田村隆一さん)のことを
つらつらと書くのがなかったら、新たな名訳として
認知されたと思うのに残念だ。
おまけだけど、柳瀬版に出てくる酋長って放送禁止用語だよなあ。